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短編

第1章 それだけで幸せです 【hpmi/左馬刻】


それが左馬刻さんが帰ってくる前に晩ご飯を用意すること。それどころか私の分まで晩ご飯を作らないといけません。何度か私の分の晩ご飯を用意しなかったことがある。そしたら左馬刻さんが私の分を作ってしまう。左馬刻さんが私の晩御飯を作って頂いた時に
「どうして私の分を作るんですか?」と、訊ねた。
「あー…。まぁ、いいだろ」
左馬刻さんはそう答える。
左馬刻さんの気まぐれでしかないかもしれないけどとても嬉しかった。

深夜を回って左馬刻さんは帰ってきた。
「、いるか?」
「左馬刻さん、おかえりなさい。今日も遅かったですね」
出迎えると左馬刻さんはこちらを見て微かに笑う。
「遅くなって悪ィ…。ただいま」
「お仕事お疲れ様です。ご飯用意しているので食べませんか?」
「おう。いつも助かる」
左馬刻さんは私の頭を優しく撫でる。

一緒にご飯を食べる時は左馬刻さんとは他愛のない会話をします。この時間は私にとって幸せな時間です。
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