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暖かく、冷たく

第1章 片思い


夏のクーラーと冬の暖房がまず駄目。
それから部屋と外の温度差で気持ち悪くなるぐらい温度調節が苦手。一体どんな生活をしたら自分でも分からないぐらい困っている。

小学生の入学して、エンデヴァーの息子が入学したって噂が流れた。ヒーローとしてあまりよくない話を聞くせいもあり、みんな関わりたくないと思っていただろう。
私も友達同士で「ちゃん、関わりたくないね」とか
「怖そうだね」とか…そんな会話をしていたような気がする。
しかし、私はその噂をあまり信じていなかった。もし仮にエンデヴァーの息子がいても父親がヒーローなら、悪い子じゃないとは思っていた。
「でも、お父さんがヒーローなら怖くないと思う」と言っていた。

2年生に上がるとクラス替えをした。
その時、私の隣の席に座った男の子が
『エンデヴァーの息子』って囁かれてた。
そんなことを気にせず、隣の席に座っていた男の子に「よろしくね」と挨拶をしたけど、彼は無反応だった。

「ねね、そこの席って怖くない?」
私の前に座っていた女の子に訊ねられた。
「なんで?」と聞き返すと
「ほら、あの…」
その子は口をもごもご動かていた。
その女の子の隣の席に座っていた男の子がその会話に入り、
「もっと堂々と言えって!
燃やされるか、凍らせられるって!」と、言われた。
「燃える…?凍らせる…?」
「火も氷も出せれるし、エンデヴァーの子だから殺させるって」
炎と氷…その単語で目を輝かせなが、隣に座っているツートンの男の子をみる。
「ねね、」と、その男の子に話しかけた。彼は驚いて私を見た。

「私と友達になって!!」
目を輝かながらそう言うと頷いた。


轟くんの部屋で轟くんの背中にもたれかかって、うたた寝をしていた時にそんな夢を見ていた。
「小さいときの轟くんは可愛いかったなー…」と呟いた。
「…は?」
「昔の夢を見ていたんだよ…。小学生の轟くんが出てきた」
「…そうか」
轟くんは呟いた。
「夢…なんかみねぇな…」
「そうなの?
あ、あれ…枕の下?枕元?どっちかに置いたら見たい夢が見れるらしいよ。私の写真、置いておく?」
「そこまでしてやらねぇな。
夢の中で会うより現実のに会いてぇ」
「そっか」どうやってこのニヤけた顔を隠そうか、と考えていたら轟くんの背中に抱きついただって轟くんが好きだからと思その手はとても暖かった
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