第1章 片思い
いつからが、起きていたのか…。
いろいろ考えたら、の顔が見れねぇし
あんなキスをしたら普通は引くよなと思うと
後ろめたかった。が、が手を繋いできた。
その熱が今は心地よかった。
「轟くん…あのね…」
は、なんて言おうと思ったのだろうか…。
が『好き』になってくれたら…と、考えるが、これは全部エゴだと思っていたが
「轟くん…好き…」という彼女の口から出てきて
驚いた。
「…遅ぇよ…」
「やっと分かったもん、ごめんって」
「いや、いい。
が好きならそれでいい」
そう言うと、繋いでいた手を引き寄せ
を抱きしめた。
(片思い編 完結)