• テキストサイズ

【Sexy Doll】

第19章 Doll House‐媚薬の罠‐5


―隼人さまほんとヤバいだろ…無自覚でこの蕩け具合い
俺…止められねぇ…兄貴に殺されちゃうかな…―

「嫌じゃないでしょ?もっと口開けて…隼人さまキスするの好きだよね…ねぇ、兄貴と俺のキス…どっちが感じる?」

―またくちゅッと舌を絡ませ…深くする…隼人さまの口から溢れる唾液も吸い上げ飲み干す…苦しいのか、俺の胸を叩いて訴えてくる瞳が愛らしい―

「んん…はぁッ…は…るき…やぁんッ…やめ…ろッ…くちゅ、く、るし…いぃんくっゴクッ…んあぁ…」
―苦しくて酸素を求めて口を開けばまた春輝の舌が容赦なく責めてくる。朝輝とは違う口づけに翻弄されなぜか甘い味が口の中に広がる…この時何か飲まされたのか、僕が口から溢す蜜なのかわからない。
春輝のキスが気持ちいい…
(朝輝にもこんなキスされた事ない…)
もうなにも考えられな…い

「本当に隼人さまって可愛いよね…ダメですよ?そんな物欲しそうな顔して…俺を誘ってんの?」と
名残惜しむように唇を離せば…隼人さまが潤んだ瞳で俺を睨んで荒い息を吐く…
しかし腰が立たなくなったのか、しがみつく姿がまた、可愛いとおもった。

―ちゅっと触れるだけのキスをして抱きしめ、優しく髪を梳きながらこれは「兄貴の苦労が少しわかるわ」とこぼした…


(僕は不覚にも感じてしまった…だから困るんだ…やっぱり心臓に悪い兄弟だな…悔しいけど腰にきた…けど絶対言わない)

僕は呼吸を整えながら春輝にもう一度聞く
「ど…して…春輝がこ…こいるの?そろそろじ…かん…じゃないか?」

「??何故って?兄貴に頼まれたから♪兄貴が謁見の間で忙しくしててさ…だから【例のヤツ】代わりに持ってきた。
あと!兄貴から伝言【旦那様、春輝がお持ちしたワイン。赤をお嬢様。白を旦那様がお飲みください。くれぐれも春輝に騙されて間違いませぬよう…では旦那様との約束楽しみにしておりますよ】だそうです。兄貴と約束とかなんか気になる~や~らしぃ~…」

―やべぇさすがは兄貴!俺の行動はバレてんな♪
まぁさっき口移しで赤い方を隼人さまに飲ませちゃった☆…どうなんのかぁ~…と春輝は意地悪な顔をしていた―

/ 53ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp