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【Sexy Doll】

第39章 doll house-薔薇の刻印-1


『どうぞ…お入りになって下さい。』
控えめな声がドア越しに聞こえたかと思えば
お嬢様は少し驚きになり…
『まぁ…可愛らしい方々ですわね』とお喜びのご様子…
そんな中、隼人様がお嬢様の前に立ち
「昨日は、あまりお話もせず性急にコトを運んでしまい…大変失礼を致しました。」と深く頭を下げる。

『夜斗さまですの??昨日の感じと少し違うような気がいたしますが…まぁΣ夜斗さま!頭を上げてください!
大丈夫です。父からも話を聞いておりました。気になさらないでくださいな?
こちらこそ、わたくしを選んで下さり光栄にございます。』―フワリと優しく彼女は微笑んだ…―

「この姿の説明はまた後ほど、今は隼人です。ですから隼人とお呼び下さい。」

『隼人さま…ですか??わかりましたわ』

「それでは早速、魔女様方に観ていただきましょう。黒陽様、白陰様、お願い致します。」
隼人様と一緒に彼女の側に行く…

「ふむ…わかった、すまぬが…服を脱いでくれぬか?恥ずかしければ、こやつらを後ろに向かせるが?」

『服をですか?できれば後ろを向いていただきたいです。』

―ほれッ…おぬしら後ろを向かんか!―

くるりと、私と隼人様は後ろを向かされる

……パサッ…と服の落ちる音がして
『わぁ~くろちゃん☆すごいね~コレは
珍しいね♪』
「そうじゃな……朝輝!隼人!無事腹のやや下辺りに薔薇の刻印が浮かんでおる。蕾が2つ…コレは珍しい双子かもしれぬよ」

―後継ぎと献上品が一気に揃うな?―

『そうだよ♪はーくん嬉しくないの?
朝輝はどうなの?嬉しいよね?』

「えぇ…もちろん喜ばしい事にございますね。」

「そちは…もう服を着ても良いぞ…そう言えば、朝輝よ…
ヤツは、今度どれくらいのを欲しがっておるのじゃ?
前の《マリア》は、たしか…20歳前後くらいので、花嫁みたいに着飾って、細くて、陶器のように色の白いヤツが欲しいと、バカみたいなコトを言って、すぐに壊しおった。つまらん国王じゃがの。」

「……はい……今度は15歳くらいで、
瞳が青く、本当に女の子みたいに振る舞うヤツが欲しいと…男で女の子が欲しいとご注文がございました。今の国王様が若くして即位されて今年で20歳になられます。時間はいくらでもあるから、気長に待つとおっしゃられまして…」

―《マリア》…胸が痛い出来事、皆で泣いた辛いこと…―
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