第13章 焦燥
俺は、走っていきリンを抱き締めた。
「ル、ルーカス...!?どうしたの?こんな所で...苦しいよ...?」
ルーカス「もう何処へも行かないでくれ...!!俺は、もう誰も...大切な人を失いたくないんだ...!!リン...。お前のことが大切で、お前が誰かのものになることを考えたら...おかしくなりそうなんだ...!!」
俺は、思いの丈を全部リンに話した。それでも、あいつはそれを恋心だとは思わなかっただろうが...。結局、その後、リンはハンジ分隊長の頼みでガキの面倒を見に行ってたことを知ったが...今回のことで、俺はリンを影から支えることを辞めることにした。
もう、こんな思いは二度としたくない...。これからは、正面からリンを振り向かせることをこの朝焼けに誓った。