第13章 焦燥
リヴァイside
リヴァイ 「どうやら...オルオたちの勘違いだったようだな...。」
リンが帰って来るのを、リヴァイもまた木の上から一夜を通して待っていた。
リヴァイ「チッ、俺は何をやっているんだ...。だが、こんな胸糞悪い気分は二度とごめんだ。」
リヴァイは先ほどの、ルーカスがリンを抱き締めた場面を思い出した。
リヴァイ「クソっ...。」
リンは何かと男にモテるのは分かっていたが、そこまで気にしたことはなかった。だが、
リヴァイ「ルーカス・ワグナー...。」
やつの、リンへの想いは他の誰よりも強いものに感じた。
俺は、心のどこかで焦燥している自分に気づきはじめていた。