第10章 はじめまして
リヴァイside
あいつと地下街で別れてから5年が経った。
あれからすぐの出来事だった、俺はイザベル、ファーランと共に地下商人から金品を強奪している時に、エルヴィンたち調査兵団に捕まった。
エルヴィン「リヴァイ...私と取引をしないか?お前たちの罪は問わない、そのかわりに力を貸せ。調査兵団に入団するのだ。」
リヴァイ 「断ったら?」
エルヴィン「憲兵団に引き渡す。これまでの罪を考えれば、お前はもとより、お前の仲間もまともな扱いは望めないだろう。...好きな方を選べ」
リヴァイ 「......いいだろう。調査兵団に入ってやる」
こうして、俺たち3人は調査兵団に入団した。
だが、どこへ行こうともあいつのことを忘れることはなかった。
月を見ればいつもあいつのまっすぐでキラキラと輝く瞳を思い出した。
リヴァイ 「ミカエル...。俺はいつかまたお前の前に必ず現れる..。だが、壁外で死んでしまってはそれはできない...クソッ生きてやる...。」
この時の俺にはまだ迷いがあった。そして、その迷いのせいで...
エルヴィン「リヴァイ、ガスを使いすぎだ。壁外では特に注意しろ。」
リヴァイ「仲間たちの命よりも、持ち物の節約を重視しろと?」
エルヴィン「無駄な動きが多いと言っている。何か迷いがあるのか ではないのか?」
リヴァイ 「!?」
エルヴィン「それはすぐに、お前自身を殺すぞ」