第6章 出会いと別れ
リヴァイ side
ミカエルの気持ちには気づいていた。だから、見ないようにした。
医学を学びたい...ミカエルがやっとみつけた自由への道だ。
それに、ウォールローゼなら憲兵も少なく、今よりもいい暮らしができるのかもしれない。
分かっているのに。俺は逃げるように部屋から出て、あいつと初めて顔を合わせた場所へ向かった。
リヴァイ「はぁ...ちっ 答えはもうでてんだろうがっ...」
この気持ちはなんなんだっ...。うっとおしい...。
後ろから小さな足跡が来ているのに気づいた。
ミカエルだろう。そういえば今日は19日。明日にはあの医者は帰る。
俺も覚悟を決めねえとな...。