第6章 出会いと別れ
ミカエルside
それから、私はリヴァイさん、それからリヴァイさんの仲間のファーランさん、イザベルさんと生活をするようになった。
リヴァイさんは、他にも地下街で困っている子どもたちにお金を渡したり、何かと世話をしてあげているようだった。
リヴァイさんたちは、立体起動装置と言われるものを使ってお金を集めているようだった。あまり、深くは知らないけど飛んでいくリヴァイさんの背中はとてもかっこよかった。
私も、自由に生きるために必要なスキルを習得しようと、地下街にお医者さまがくるたびに医学を学ばせてもらった。
そんな生活が2ヶ月過ぎた頃だった。
あの家から逃げて2ヶ月。憲兵が地下街をうろつくことはあったけど、なんとか見つからずに済んでる。私も早く自分で生きられるようになりたい...‼︎そんな思いが強くなっていた。
イザベル「なんだよ!じじい!なんか用かよ!!」
外からイザベルさんの声がした。どうやら揉めているようだった。
ドアをあけて少し覗いてみると白髪のおじいさんが一人訪ねてきていた。あれは、医療用のカバン?
「まって、イザベルさん!その人きっとお医者さまよ!」
イザベル「あ?医者だって?」
白髪の医者「いかにも、私はウォールローゼで医者をしているキーンというものだよ。君がミカエルだね。君の噂はかねがね...んん!?」
リヴァイ 「医者がミカエルに何の用だ。」
次の瞬間、リヴァイが医者の後方からナイフをつけたてて現れた。
「...!?リヴァイさんちょっと待って!感だけど、その人たぶん悪い人じゃない!」
私がそういうと、リヴァイ さんは苦々しい顔をしながらもナイフを下ろしてくれた。