第6章 出会いと別れ
ミカエルside
キーン先生「いやぁ...信じてくれてありがとうリヴァイ...それからミカエル。私は君がこの地下街で医学を学んでいると聞いて、ここまで来たんだよ。」
リヴァイ 「おまえ、そんなことしてやがったのか?」
イザベル「知らなかった...」
実は、医学を学んでいることは誰にも言っていなかった。地下街にはたくさん病気の人や怪我をしている人がいて、それでもお金がないから医療を受けられずにいた。だから、地下街にボランティア精神を持ってくる医者を見つけては側で学びたいと思ったのだった。
でも、それをリヴァイさんたちに言ったら、危ないことをするなと言われてしまいそうで、なかなか言えなかった。
「ごめんなさい...黙ってて...。でも、私少しでも前に進みたくて...自由に生きるためにも...!!」
キーン先生「ミカエルの意思が聞けて良かったよ。そこでだ、私の元へ来て本格的に医学を学んでみるつもりはないか?君が本気なら、いつかこの地下街の人も救うことのできる医者になれるはずだよ」
リヴァイ 「ダメだ。こいつは...っ」