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【進撃の巨人】月明かりのあなた【リヴァイ落ち】

第14章 初恋


エレンside

103期と104期の訓練兵が訓練所に整列させられた。今までこんなことはなかったために、誰もがその呼び出しに疑問を持った。

キース教官「これより、調査兵団医療部隊による、医療部隊の職務、そして体系について説明を行う!!なお、特に103期は半年後の解散式後の所属決定に関わるため、よく聞いておくように!!」

104期は103期の後方に整列させられていたため、キース教官の声だけが聞こえた。

訓令兵「あ、あれは、リン・キーン副隊長じゃないか...?あの、希望の妖精って言われてる...」

訓令兵「すげえ...本当に綺麗だ...」

コニー「103期の先輩たち、やけに騒いでるな...」

エレン「くそ...何も見えないぞ...!?」

ミカエル「私は、第1期調査兵団専属医療部隊の副隊長を務めるリン・キーンです。おそらく、なぜこの時期に、それも医療部隊だけが、勧誘まがいな説明をしにきたのかと疑問に思っていることでしょう。これは、もちろん上からの許可を得て行っているものですが、決して単純な部隊の説明会なんかではないと始めに言っておきます。」

エレン(姿は見えないが、真っ直ぐな凛とした声に一斉に周りがしんとした...。きっと、すごい人なんだろうな...。)

ミカエル「医療部隊は、まだ2年目だがーーー。」

リン・キーン副隊長の説得力のある言葉が胸に響いた。彼女が放つ一つ一つの言葉には、何かとてつもない信念のようなものを感じさせた。

アルミン「なんだか...すごかったね...。」

エレン「あぁ...。調査兵団の医療部隊なんて聞いたことなかったが、あれだけの成果を残しているのはすごいよな」

ミカサ「エレンはまだ調査兵団に入りたいの?」

エレン「当たり前だろ...!!俺は巨人に立ち向かうためにここにいるんだ...!!」

アルミン「なら、さっきのリン・キーン副隊長に会いに行って見ようよ。調査兵団の人に会えることなんてなかなかないし...」

エレン「それもそうだな...!!」




三人との再会の時が迫って来ていた。
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