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星条旗のショアライン

第24章 SSS キャラ×男主(―/30日更新)



★Aキャプテン・アメリカ

「ほあっ」
休憩室のテーブルの上に美味しそうなマシマロサンドの差し入れを見つけてしまい、つい変な声が出た。口元を押さえ周りを見回して誰もいない事を確認する。
(食べたい食べたい!)
一人二個まで、という丁寧な書き置きに従って両手に一個ずつ摘んでペーパーに取る。いそいそとココアを淹れて準備を終えればお楽しみタイムの始まり。おっきなサンドに噛み付いた瞬間にサクッとしたクッキーの歯触りともちっとしたマシマロの食感が堪らなくて。
頬いっぱいの幸せをもきゅもきゅと咀嚼していれば、ちょうど休憩室を通りかかったキャプテンに「おや、可愛らしいリスがいるな」とからかわれた。

★EGアイアンマン(連載主トニー落ちif/特殊設定)

サノスとの激戦の後、奴の手によって消滅させられてしまったインフィニティ・ストーン。その影響からか、俺の体内に残ったエーテルと呼ばれるストーンの残滓が体内組織をことごとく変化させて遺伝子を組み替えた。
驚くべき事に俺は子を宿せる身体になっていたのだ。見た目は男のままなのに女性的な機能を有しているという。それを真っ先に見抜いたのは心を通わせたばかりのトニーで、定期検診中に判明したホルモン数値の異常から性の変異が発覚した。
月日が経ち、俺はモーガンという可愛らしい女の子を授かっていた。トニーと俺の子だった。ハッピーやペッパーは良き理解者だったし、モーガンも俺を「まま」といって慕ってくれている。ヒーローを辞めて久しく、普通の暮らしを味わう毎日がとても幸せだった。とても。それから四年が経ったある日、スティーブが尋ねてくるその日までは。

★JLサイボーグ(マフィン主続き)

「この前、クラークさんにセルフィーを頼んだらね、セルフィーってなんだいって話から始まって、気付いたらグラタンはやっぱり美味しいって話になってたの。おかしいよね」
ビクターにおやつを準備しながら一方的な世間話をまくしたてていると、初めこそ穏やかでいた彼が次第に怖い顔をするようになった。どうしたの、とおずおず問いかけるとビクターは真っ赤な機械の瞳をよりとうとうと光らせながらつまらなそうに呟いた。
「……レイン、いつから彼のことを名前で呼ぶようになった」

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