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星条旗のショアライン

第24章 SSS キャラ×男主(―/30日更新)



★JLバットマン(MCU連載主if)

いったい何時になったら俺はインフィニティストーンを探しに行けるんだろう。己の機械音痴にはうんざりする。適当に手元の時間指定用電子版を操作した弾みで見知らぬ場所へとタイムスリップしてしまったようだ。
五人分の仰天に染まった瞳が床に転がった俺を見詰める。逆さまの世界から察するに随分と間抜けな格好で書類キャビネットに突っ込んだらしい。前転を途中で止めたような息苦しい体勢だ。
「君は……いったい」
一番手近に居た男性が警戒しながらも俺を起こしてくれた。互いに戦闘服を着ているせいで要らない誤解を生む前に、頭のおかしい奴だと思われようと『タイムスリップ』の件は説明せざるを得なかった。邂逅した瞬間の俺があまりにも不憫で情けなかったせいか敵意は抱いてないようだが、やはりあれこれと事情を伝えたところで直ぐには納得して貰えないだろう。嗚呼、いったい何時になったら俺はインフィニティストーンを探しに行けるんだろう!

★LoTアトム(片恋主続き)

二週間も経てば気持ちの整理はつくものだった。サラやネイトに心配かけたくなかったし、いい加減に自分自身でも諦める口実が欲しかったのかもしれない。流石にレイと顔を合わせると辛くて想いもぶり返しそうになるから、しばらくは口も聞きたくないし目も合わせたくないけれど。
「あのね、レイン」
そんなある日。サラが気まずそうな顔で話しかけて来た。俺は本業のデータ集めの手を一旦止めて眼鏡を鼻先までずらしながら美女をちらりと見上げる。
「なに?」
「単刀直入に聞くけどあなた本当にレイを諦めたの?」
「諦めたよ。仲間の助言のお陰もあって。それが?」
「……いや、なんでもないわ」
「?」
俺の言葉を聞いて顔を青ざめさせたサラは、美しいブロンドを揺らしながら頭を軽く振り、額を抑えて「ああ、なんてことなの」と声を震わせた。

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