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星条旗のショアライン

第24章 SSS キャラ×男主(―/30日更新)



★GBケヴィン

「ケヴィン……?」
「うん? なんだい、レイン」
戦慄きながらもデスクにつく男の名前を呼ぶと、彼は恐ろしくハンサムな顔を甘く綻ばせて俺を見上げる。その手元に謎のグリーンスライムがなければ最高の絵面なのに。
「なんだじゃないよ、なんで君がスライムまみれなの?」
「みんなと一緒におばけっけ退治をしてきた。僕だってゴーストバスターズの一員さ。これくらいへっちゃらだよ」
「心配してるわけじゃなくて……いや心配はしてるけど。ゴーストのスライムを浴びたならシャワーしてきなよ。そのままデスクに座っちゃダメ。キーボードがぐちゃぐちゃに……って、なんでキーボードがピアノの鍵盤なの!?」
「左のドを押すとAで、レを押すとBさ」
「えっ、すごぉい。……じゃなくてぇ!」

★SPNディーン

尻軽な兄貴を持つと何が大変かって、べろんべろんに酔っ払って帰ってくる彼を俺が介抱しないといけない点だ。サミュエル兄さんが我関せずで調べ物に精を出している傍ら、俺より遥かに身体の大きい兄貴をベッドに運ぶのも一苦労。肩を貸そうが背中を貸そうが、胸や腹を撫でては忙しないセクハラを止めないのが何よりも嫌だ。引っ掛けた女性と間違えんのも大概にして欲しい。
「ぎゃ! 兄貴、どこ触ってんだ!」
「尻だよ、弟の可愛い尻ぃ」
「やだ確信犯」

★Mチョウ

惚れ惚れする筋肉だと思って久しいが、彼は絶対に肌の露出を許さない。それがまた禁欲的で格好良さを引き立たせている事を彼は知らないだろうし、無頓着だ。今にも張り裂けそうなスーツが堪らないなぁ、ああなりたいなぁ、とお茶を啜っていると、通り掛かったパトリックが「無関心なフリをしているチョウでも気になって仕方ない事もあるんだよ」と微笑むから興味本位で尋ねてみれば、「君の裸」と返してきた。
俺がキンブルのムキムキに興味を示している傍ら、キンブルは俺のひょろひょろに興味を示すなんて、人は無い物ねだりだなぁと頷く。パトリックはやれやれと首を振ってから、そうじゃないんだけどなと呆れた。

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