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星条旗のショアライン

第24章 SSS キャラ×男主(―/30日更新)



★LSジェンセン

ジェンセンは身長も高くて筋肉もたっぷり鍛えているのに無性に可愛く見えてしまうこの気持ちはなんだろう。プーチやクーガーにだって相談なんか出来ない。膝を抱えながら椅子に座って唸っていれば、いつも通り元気よく部屋に飛び込んできたジェンセンが俺を見付けた途端に天使や神も嫉妬する笑顔で名前を呼んできたので、俺はきゅんと引き絞られたキューピッドの弓矢に胸を射貫かれた心地に陥りながら綺麗に椅子から転げ落ちた。

★MIBヘンリー

夜勤明けで自宅に戻ると裸のヘンリーが俺のベッドでぐっすりと眠っていた。いや邪魔なんですけど。体に吸盤の痕みたいなのがいっぱいついてて気持ち悪いし、一体仕事で何をしてきたんだろう。
名前を呼びながら肩を叩くけど全く起きる気配がない。鼻頭をつまんで一時の苦しみを与えても起きない。吸盤の痣を指で辿っても安らかな寝息が寝室を満たす。まさか宇宙人に変な薬でも盛られたんじゃ……。
不安になって頬をぺたぺた触りながら顔を覗き込むと、急に眠り王子に抱き締められた。「俺の心配をするレインが可愛すぎる」と叫びながらぎゅむぎゅむと。ほう、狸寝入りとはいい度胸だなぁ。

★Sシャーロック・ホームズ

ジョンと音信不通の状態になったシャーロックは見るに絶えなかった。彼の為に『地獄に落ちる』必要があるとはいえ、麻薬を使うわ幻覚に振り回されて拳銃を撃ち放つわ身なりも小汚いわで散々な日々だ。でも目を離すとどこまでも堕ちると思った俺は、真夏のアイスクリームみたいなシャーロックの世話をしてやることにした。
脱ぎ散らかす衣服を掻き集めながら裸の彼を追う。しゃがんだ拍子に頭へ下着を投げられた時はブチ切れそうになったけれど全てはジョンの為だからと耐えに耐えた俺は偉いと思う。彼が最低な一言を言い放つまでは。
「レイン、今から僕が調合した媚薬を飲め」
「あっだめだこいつもうゆるさない」

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