第6章 弱さ *裏
『れ、い…っ?』
安室さんが。
…降谷さんが。
余裕のない顔でこんなことを言うなんて。
『降谷、さん…?』
恐る恐る呼ぶと、両手をベッドに押し付けられた。
安「沖矢昴ともこういうことを?」
『し、してません…!』
こんなことされてない。
そう必死に答えるけど、安室さんはあまり信じていないようにみえた。
安「キスも?」
『…っ』
答えずに目を逸らしてしまう私は、正直者だと思う。
安室さんは私の両手を片手で押さえつけると、ワンピースの肩紐をずらして下着を露わにした。
『っ!や!!安室さん!!』
安「零。」
下着もずらされ、上半身を隠すものがなくなる。
恥ずかしくて泣きそうだ。
どうしてこんなことになっているのか。
『ひゃ、ぁ!』
不意に胸の突起を優しく撫でられると、びくりと体が震えた。
『ゃ、!ぁ!ぁ!』
うそ、うそ。
なんで、
じわじわと快感が全身に広がる。
胸の突起を撫でたまま、安室さんは甘い声の漏れる私の唇を塞いだ。
『っ!んぅ!んんん…っ!!』
口内で絡まる彼の舌は熱くて
指先で与えられる痺れるような快感と合わさり、私の思考を溶かしていった。
弾かれ、先端を撫でられて。
小さく震える身体はどんどん熱くなる。
優しく荒らされる口内が気持ち良くて、
頭に靄がかかったように、気付いた時には自分からも彼の舌を求めていた。
『は、っ、ぁ!はぁ…っ!』
唇を離されたときには、もう何も考えられなくなっていて。
とろんとした表情で安室さんを見つめる。
安「敏感ですね…」
『っぁ!』
囁いて耳を舐められ
いつの間にか両手は解放されていたけど、もうそんなことどうでもよかった。
『っぁ!?や!!あああ!!』
不意に、安室さんが胸の突起を口に含んで。
ゆっくりと舌で転がされ、もう既に固かったそこが敏感になっていく。
両手で安室さんの頭を押すけど、力は入らなくて
そのまま手は下に降り、下着の中に入ると
敏感な突起を撫でられ、びくん!!と身体が跳ねた。
——クチュ…
『っ!!?あ!!!』