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【名探偵コナン】 ある意味、それは。現実逃避。

第1章 日常からの、非日常






『・・・・・・・』


ちゅんちゅんと、鳥の声。




『・・・・・・・・・・・・』


(夢、長くない?)




目が覚めたら現実の世界に戻っている。
という私の予想に反して、翌日も私は夢の中にいた。





なんだかな。


と思いながらも、どうしようもなく。



スマホを手に取ると、私は陸の名前を探した。















ほぼ現実と同じとはいえ、土地のことだけが全く分からない。


(主要キャラには会ってみたいな~)



面倒くさそうにしながらも、笑って案内をしてくれる陸と街を散策しながら
私は夢を楽しむ方法を探していた。



そういえば、

安室透・・・いや、降谷零。



あの人、かっこいいよね。
スーパーマンだよね。


でもあんまり近づくと死亡フラグ立ちそう。



あまりない知識を絞り出し、それでも遠くから見つめるくらいはしたいなと思いを巡らせる。



コナンくんの正体を知りながら、子どものフリをする彼を可愛がりたい。



赤井さんだと知りながら、沖矢さんとお茶してみたい。



そんなことを考えつつ、
陸のお陰で私はなんとか生活していけるレベルの土地勘を身につけた。











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