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【名探偵コナン】 ある意味、それは。現実逃避。

第2章 工藤邸へ





コ「咲お姉さん、こんにちは。」


『こんにちは!』


びっくりした。と笑う私に、同じように笑うコナンくん。


コ「で、どこか行くの?」


『あ、いや…またポアロに行きたいなって。』


コ「ふぅん…」


少し微妙な顔をしたコナンくんは、それでも昨日よりは私のことを信じてくれているようだ。


場所を変えて話したい、という彼に付いて行き
私はあの工藤邸にお邪魔することとなった。




『わぁ…!』

(大きい!そして広いー!)


目を輝かせる私に、コナンくんが少し呆れた顔をする。


沖「こんにちは。」


そして玄関を入ってすぐのところで、期待していた人物——沖矢昴に声をかけられた。


(やっぱりいた!!)


コ「昴さん!」


『あ、はじめまして。お邪魔します!』


(この人が、赤井秀一!)


こう立て続けに主要キャラと関わりを持つとテンションも上がる。

私はコナンくんと話している沖矢さんをまじまじと見つめた。


(沖矢さんはあんまりアニメで見たことないなぁ…)


コ「咲お姉さん!こっち!」


コナンくんに手を引かれ、広くて綺麗なリビングに通される。
ふかふかなソファーに腰を下ろすと、沖矢さんがコーヒーを淹れてくれた。


『ありがとうございます。』

コーヒーを受け取り微笑むと、彼も同じように返してくれる。


(お土産くらい持ってくればよかったな。)


沖矢さんの淹れてくれたコーヒーは香りが良く、とても美味しくて。


同じようにコーヒーを飲む小学生のコナンくんに、少し違和感は感じるけれど。


コ「それで…」


穏やかな空気の中、コナンくんが真面目な顔をした。


コ「昨日の話について、聞いてもいい?」


『うん』


沖矢さんは何の話かわかってるのかな?
と疑問に思って目をやると、ソファーで静かにコーヒーを飲む彼からまた微笑まれた。

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