第2章 任務遂行
「無駄な器物破損はやめたまえ」
いつの間にか現れた太宰は壁に寄りかかり中也に言う
「うっせーよッ」
太宰を睨み付ける中也
「彼女の仕事ぶりは完璧だった なにをそんなにイライラしているんだい?」
「知るかッ」
「彼女にあまり深入りしないほうが良い 特に君はね、、、」
「どういう意味だそりゃ?」
「そのままの意味だよ」
「本当にむかつく野郎だぜ そういうてめーはどうなんだよ」
「どうって?」
「いつもなら、美人捕まえりゃ一緒に心中~とか言ってるくせして、あの一花って女が対象外とは到底思えないんだが?」
「あぁそのことか 彼女は死神らしいからね 彼女から宣告してくれるまで待っていなくては と思ってね」
「はぁ?」
「まぁわからなくていいよ とにかく君に彼女は向いてないって事」
「余計なお世話だッ 俺は別にあいつのことなんてなんともッ」
「本当かな?」
黒い笑みを浮かべて去って行く太宰
~中也 君は優し過ぎる~