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~the over ~文豪ストレイドッグス

第4章 星


一花との待ち合わせは裏通りの公園にした
表の大通りなんかにしたら、一花に群がる男が想像できてしまう
公園近くに愛用のバイクを止める
ニャー 一花は黒猫と戯れていた 白いワンピースの一花 まるで絵画の一部だ
中也は素直に可愛いと思った
「猫ナンパしてんじゃねーよッ」
「だってあまりにも可愛いんだもの」
悪戯っぽく笑う一花
「待たせたな」
「待ってない 中也ってラフな格好も似合うね」
一花に言われて悪い気などするはずもない
「お前もそういう格好も似合うな」
恥ずかしくて素直に可愛いとは言えない中也
「ありがとう」
白いワンピースの一花は純真無垢な少女のようだ
「しっかり掴まっとけよ」
中也はいつもより慎重に運転する
腰に回った一花の手が熱く感じてしまう
「風 気持ちぃね 私バイクに乗せてもらうのも初めて」
中也はバイクを選んだ自分を褒めてやりたくなった
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