第2章 ✼藤✼
「謙信様っ…もうっ…」
「もう、何だ?」
最高にそそられる。
————もっと俺を求める顔を見せてくれ
結は俺の着物の帯に手を掛けると、帯を解き素肌に自らの手を触れせた。
目の前に居る人間の仮面の被った獣にも気づかず結は望みを告げる。
「もっと…っ…ふれてくださ、い」
これ以上に無いくらい恥ずかしながらも、自らの欲望に負けて言葉を紡ぐ結の姿は、俺の理性を完全に飛ばしきるには十分だった。
「いい子だ」
額にキスを落として、そのまま柔らかな膨らみを口に含むと、結は一層甘い声で啼いた。
「あっ…ああああっ……!」
もう一方の膨らみの先端を指で弾くと、それに反応して華奢な体も跳ね上がる。
「やぁ…っ!」
「本当に嫌か?結」
嫌なわけが無いだろう。
お前の熱に触れた時、俺はお前の考えなど手に取るように分かるのだから。
もっとして欲しいとお前の体は言っている。
今だって、こうして足を擦り合わせているではないか。
「結、足を開け」
結の太股に手を這わせると、くっついていた二本の足は自然と離れ、力を入れずとも俺のされるがままになる。
太股を撫で上げた手はやがて愛液が溢れ出る秘部へと到達した。
「もう濡れているな」
「言わないでください…っ…」
結の中は俺の指をすんなりと受け、離そうとしない。
荒い息遣いと共に、結の中も締まったり開いたりを繰り返す。
そして、奥まで差し込んだ指を曲げると、結は可愛い声を上げる。
二本目…三本目と次々に俺の指を受け入れた。
「んっ、はんっ…!」