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〘上杉謙信R18〙色褪せぬ愛を紡ごう

第14章 ✼黒種草✼




「あっ、あんっ、ああっ」


自分の口から出るのは普段よりも大きな嬌声。
ここが天守で良かったと心の底から思った。


「ちょうだいっ、けん、し、さまあっ……」


我慢しないで早く私の中に全部出して。全部欲しい。
激しい律動の中で謙信様が乱れているお顔を思い浮かべると、既に締まっている中が更に狭くなった。


「こら、結っ……」


「やだ欲しいっ……」


更に謙信様にしがみついて、肌をぴったりとくっつける。
もう夫婦なんだから、どれだけ愛し合っても問題ない。
それこそ、子供ができたって。


「好きっ……好きです謙信様……!」


こんなに乱れて、傍から見れば節操がないと思われるかもしれないけれど、私がこんなに欲しいのも、感じるのも、謙信様だけ。
この体の全ては、謙信様のもの。


「結、もう……!」


「はいっ……」


苦しげな声が聞こえて、体を強く抱きしめられる。
謙信様の体が小さく震えて、白濁が注ぎ込まれる。


「んっ……」


達したままの体は、今にも崩れ落ちそうだった。
珍しく、既に息が上がっている謙信様の耳にはお揃いのピアスが揺れる。
反対側の耳を甘噛みすると、謙信様の口から小さな声が漏れた。


「すき。大好き。愛してます、謙信様」


「今日は随分と甘えただな?」


「嫌ですか?」


「まさか。どんなお前でも愛している」


「ふふっ」


「今日はまだ寝かせてやれない。ほら、水を飲め」


水を取ろうと、謙信様が自身を引き抜こうとする。


「あっ……待って」


「どうした?」


「……」


「結?やはり無理をさせたか?」


「あ、その……零したくない……」


お腹に手を当てて、ようやく絞り出した言葉を聞いた謙信様は一瞬固まってから、額に口付けを落とした。


「思う存分注いでやる」




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