• テキストサイズ

愛して。

第3章 お家


男主side



『んぅ……。』



急に目が覚めた


でも少し頭がぼーっとする。



コンコンっ



ドアをノックする音。

その音と同時にドアが開く
上半身を起こしていたが、反射的に眠っている体制になった


多分気づかれていない。



何かするのかと思ったら、すぐに部屋を出ていった




『なんだろ……』



僕は部屋の電気をつけて、あたりを見渡す。
すると、机に白い紙があった



その紙には……



蓮へ

急なんだけど、お母さん色々と忙しくなるから、家にいられない時が多くなるはず。だから、ご飯は適当に買って食べるか作ってね。家事はお母さんが家にいる時やるから大丈夫。

お母さんより。




と書かれていた




また、仕事かなんかだろう。
そう考えていた




急にトイレがしたくなり、部屋出てトイレへ向かう




するとバッタリお母さんに会った




『お母さん。』

母「蓮、手紙見た?」

『見たよ……でも僕"大丈夫"だよ、このくらい"我慢できる"、お母さんの方がつらいよね。』



『お母さんの方がつらいよね。』と言った時、お母さんの顔がひきつった顔をしたのを見逃さなかった。



母「蓮は"我慢するから偉いね"、お母さんうれしいよ」


その言葉は僕の頭の中の何かを支配された気がした


我慢することが偉い
自分が我慢することで人が喜ぶ
自分さえ我慢すれば……


そんな事が何故か頭に浮かんできた



『うん、お母さんの為なら何でも我慢するよ』


そう僕がいえばお母さんは頭を撫でて出かける準備をしていった




僕はそのままトイレに向かい、部屋に戻った

/ 25ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp