第4章 気持ち悪い
『んっ……』
目が覚めた
すると同時にあの気持ち悪い感覚が襲った
『ぅ……』
気持ち悪くて、ベッドに置いてある抱き枕にしがみつく
『なんでだよぉ……』
もう、何が何だか分からなくなって泣けてきた
どうして自分がこんな感覚に襲われなきゃいけないのか。
この感覚、気持ちをどうやったら消せるか。
何をしたらおさまるか。
それと同時になぜか知らないが罪悪感が襲ってきた
見てはいけないお母さんの姿を見てしまった
お母さんの現状を知ってしまった
それに罪悪感がわきあがってくる。
『ぅ、ゴメンなさい……』
とても、胸が苦しくなった。
どうやったら楽になれる?
どうやったら忘れられる?
どうやったら……どうやったら……
そして目についたのが……
机に置いてある……
『カッター……』