• テキストサイズ

月下香の蛇

第2章 演練と狐


首筋からだんだんと下がって、鎖骨へ。
そして、胸の膨らみへ。
小狐丸の頭が降りていく。
腕は相変わらず私の体を縛りつけていて
何とも器用に口だけで着物の胸元をはだけさせると、
胸の飾りに吸い付かれる。
「ちょ、っと…!」
腕を伸ばして小狐丸の頭を遠ざけたいのに
私の腕は自由にならず。
身じろぎしようとすれば、身体に回された腕がキツくなる。
「んぅっ」
胸のふくらみを舐めたり、甘噛みしては
思い出したように胸の飾りに唇で触れて、弱く噛む。
声を抑えるために手を口に当てたくても
自由にならないから、唇を強く噛み締めるしかない。

そんな私の様子も目に入らない小狐丸。
「ぬしさまはとても、とても甘いですね」
そう口にした小狐丸の声の甘さに頭が痛くなってきた。

散々私の胸を弄った小狐丸は
また更に下へと降りていこうとしている。
私を縛りつけていた腕も、その気を無くしたのか離された。
ようやく自由になったと思っていたら
ぐるり、と体をうつ伏せにさせられる。
「な、に!?」
「私は此方の方が好みです」
小狐丸は性急に私の着物をたくし上げ、下着をはぎ取ると
薄っすらと濡れているソコに触れた。
「さまも良い、と感じてくださったのですね」
何とも嬉しそうに言って
私の中に指を埋める。
「ん、っあッ」
くちゃくちゃと音をさせながら指を動かして
どうやら私の反応を見ているらしい。
「ドコ、ですか?」
そう私に問う声は何とも嬉しそうなのだった。

声を出すのも嫌なので、右手の甲を口に当て噛んでいても
小狐丸は私の背の震えで反応を探っている。
ナカの一点に小狐丸の指が触れた途端、私の体が跳ねた。
「ココ、なのですね」
/ 18ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp