第15章 毒には蜂のひと刺し【蜂楽廻】
「最近、蜂楽と仲がいいらしいな」
「良くない、、デス」
「まあ、そう言うな。蜂楽が熱で休んでててな親御さんのサインがいるもんでなちょっと急いでるんだよ。頼むよ」
「…蜂楽の家も知らないし友達でもないし却下します」
「家ならここだ。スマホで調べれば行けるだろ?」
「個人情報の漏洩。」
「そういえば、この前美術室の備品が壊されとったなぁ……本来なら反省文を書かせるところなんだが」
その備品を壊したのはアタシだ。勿論わざとではない。ちょっと、あっ、って感じで壊しちゃった
先生からの視線に耐えられず頷いてしまう
「…喜んでお引き受けします」
仕方なく受け取った封筒を手に教務室を出た
(クッソ。急に呼び出されたと思ったらこれだよ。誰が仲良いんだ。クソッ)
グーグル先生に言われた通りの道を歩いていくと一軒家にたどり着いた
(さっさと終わらそ)
ピンポンを押して少し待つ
もう一度押して少し待つ
(もしかして蜂楽結構やばい?玄関開けて)
「あれ?うちになんか用?」
(お姉さん?)
「…あ、えっと蜂楽、、廻さんにこれ」
「あらあら廻のお友達?廻は寝込んでるけどちょっと上がっていって!」
お姉さんはアタシから封筒を貰うと“友達”と思いこみアタシを家の中へ入れようと背中を押してくる
「えっ、いや、大丈夫です。帰ります。」
「そんな事言わないで!」
抵抗も虚しくノコノコとお邪魔してしまった
「お茶でいい?コーヒーもあるけど」
「お茶でお願いします。」
(これ飲んだら帰る。これ飲んだら帰る。)
「ねぇ、廻って学校ではどんな感じ?」
「さあ、クラスが違うのでよくは……でも者応じしないというか、偏見とかない人なんですね?あと常にボールを触ってる器用ですよね」
「ふ〜んそっかそっか」
「あの、封筒の中身、親御さんのサインがいるそうで急いでるみたいで」
「そうなの?あの子滅多に風邪ひかないんだけど引くと長引くのよね…」
二階で寝てるのだろうお姉さんの目線が斜め上をみつめている
「あの、親御さんが帰ってきたら書いてもらえれば、明日取りに来ます」
「ほんと?じゃあ今書いちゃおうかな」
「ぇ!?お母さん?!すみませんてっきりお姉さんかと…!」
「いいのよ」