第13章 瞳に映る【レオナ】
「ラギー先輩!!これお土産選んだんです!レオナさんのお金ですけど…」
「だと思いましたよ、財布置きっぱだったし」
“シシッ”と笑う先輩を真似して悪戯っぽく私も笑ってみせる
「あれ、それ買ってもらったんスか?」
「はい!いくらしたのかは聞けませんけど、、」
「だいじょーぶっスよ!今着てる洋服の方が多分高いッスから」
ニコッと笑うラギー先輩とは対象に私の顔は青ざめる
「おいラギー部屋に運び込めたのか」
「バッチリっす!そもそも荷物めっちゃ少なかったんで」
レオナさんの問いかけに親指を立てて返事をするラギー先輩、私は何の事か分からなかなかったが2人とも楽しそうなので合わせて笑っておいた
「2人とも楽しそうだと思いました。なんですかコレは!!!!」
昨日とは違いレオナさんの兄夫婦と緊張しまくりで味のしない夕飯を終えレオナさんの部屋に帰ると、ベッドの周りに置かれた私の荷物達、、モストロラウンジに置いてきたはずの服や本に今朝の会話を思い出す
「俺が運んだっス」
「俺が運ばせた」
「そこは分かってるんですよ!!そーじゃなくて何で此処に運んだんですかってことを聞いてるんです」
レオナ先輩はニヤリと不敵に笑ってみせる
「お前は俺が買取った、今日からここで生活してもらう」
「は!?」
「タコ野郎から買い取ったんだよ」
開きっぱなしの口が自分のアホ面を強調していると分かっていても塞がらない
「え、なんで?」
「ブハッ」
「ラギィ?」
「すんません!俺はここら辺でお暇しま〜す」
2人のやり取りについていけないままレオナさんと2人きりにされ頭混乱するばかり
「はぁ、取り敢えず座れ」
先にベッドに座ったレオナさんが自分の横をポンポンと軽く叩きここに座れと促される
少し距離を開けて隣に座り自分の足元を見つめているとレオナさんが短く息を吸って話し始めた
「学生の時元の世界に帰る方がお前の幸せだと思って何も言わないまま卒業した、だが数年だった今、当の本人はマヌケな面してタコ野郎の所で齷齪働いてやがる。だったら遠慮は入らねぇよな?」
レオナさんが私の髪を少し掬い持ち上げたのを感じで横を向くとジッと私の目を見つめ髪に優しくキスを落とした