第12章 恋、時々、飴 【鈴屋什造】
「ツインズって双子の喰種でSレート、息のあったコンビ技に要注意でしたよね?」
「そうですね〜後ろは任せましたぁ〜」
ツインズの出没が確認されている11区の路地裏を練り歩きながらツインズの特性について確認していると鈴屋先輩が急に止まりお得意のナイフで前方からの攻撃を弾く
「!!?あぶな」
背後からの殺気を感じとり双剣のクインケを取り出し攻撃を弾く
「やるねぇ」
「しっとしちゃうなぁ」
ねっとりとした嫌な喋り方も声も全く一緒だが、聞こえてきた方向が違う所を見ると噂のツインズで間違いないようだ
私と先輩は背中を合わせ相手の出方を伺いつつ隙をみつける
「さっさと片付けちゃいましょう」
「はい!」
息の合ったコンビネーションに連続で出される弾丸のよう攻撃が続き体力が着々と削られていく
鈴屋先輩も細い路地裏での戦いだからか少し動きずらそうだ
「おんながよわいなぁ」
「そっちをねらおう」
「「きゃっははははははは」」
何分経っただろうか、笑い声と同時に前から後ろから赫子をナイフのように尖らせて降り掛かってくる
(やばい、バランスが)
体制を立て直そうとするが踵が石に躓きバランスを崩してしまった
片方を受ける覚悟で守りの体制に入るがドンッと突き飛ばされ尻もちを着いてしまった
「今です!」
「クッソ!!!」
鈴屋先輩は私を庇うように覆いかぶさり壁ドンのような状態になりながらも、指示を出す。
先輩から教えてもらったナイフ術で2人の脳天を仕留め、すぐに急所を自分のクインケで刺して殺した
「よくできました〜」
「先輩!!大丈夫ですか。ごめんなさい。私のせいで」
先輩は私が受けるはずだった攻撃受けて脇腹から血を流していた
「これくらい大丈夫です、心配しないでください」
「大丈夫じゃないです!救急車呼びますから」
血は止まらなくて私は泣きそうになりながらも必死で脇腹を押えて救急車が着くのを待った