第12章 恋、時々、飴 【鈴屋什造】
「鈴屋さん!勝手に何処か行かないで下さい!!会議遅れますよ」
「細かいこと気にしすぎですよ〜」
「貴方は気にしなさすぎなんですよ!」
鈴屋班の一員である私は鈴屋先輩のお世話役、という程でもないけれどあっちこっち行く先輩を追いかけ回しては伝言したり行動を急かしたりなど伝書鳩にでもなった気分だ
たらたらと歩く先輩の背中を押してギリギリ会議に間に合わせる
会議にでないので私は先輩を会議室に押し込んで自分の仕事に戻る
「先輩は強くてかっこよくて可愛いんだから勝手にどっか行くのさえ辞めてくれれば最高なのになぁ」
「大きな独り言だな」
「だって、実際そうじゃないですか〜」
「そう言う割にはお菓子常備して甘やかす気満々じゃないか」
「それは、、、お菓子あげると喜ぶので、、」
鈴屋班のメンバーと話をしているうちに会議は終わったらしく鈴屋先輩が部屋に入ってきた
「僕たちの班は今日からツインズを追うことになったです〜。
早速行くですよ。千鶴」
「はーい!」
チュッパチャプスを口にふくみ先輩の後ろに駆け足で寄る
「先輩はイチゴ味にしますか?」
「はいです〜」
棒無しの飴を袋から出してあげると先輩はニコッと可愛い笑顔を見してくれた