第9章 幸せの形【ラギー・ブッチ】
「私、」
「監督生ちゃんが寂しいならずっとそばに居る
欲しいものがあるなら頑張って稼いで必ず渡してみせる
大笑いしたくなったら俺も声を上げて一緒に笑う
泣きたくなったら涙かれるまで抱きしめて話を聞く
誰よりも大好きだって、愛してるって毎日伝える
だから、、、帰るなんて言わないでよ。。俺の隣でずっと笑っててよ」
寂しそうな顔で真剣に想いを伝えてくれるラギー先輩
ラギー先輩の手を取って目を見てこたえる
「私、厳密には帰る方法じゃなくてこの世界と元の世界を行き来できる方法を探していたんです。」
「...え?」
「この世界に来て、魔法は使えないし周りは男の人ばかりだし心細くて早く帰りたい。そればかり考えていました。
でも、ハーツラビュル寮の皆が、ラギー先輩達が私を気にかけてくれて楽しいって思えることが増えて、大切にしたいと思える人とも出会えました。
私、ラギー先輩が好きです。
でも、大切な人が出来たからこそ親に認めて欲しいんです。私は幸せだよって友達が沢山できて、こんなに私を大切だって思ってくれる人が出来たんだよって自慢したいんです」
ラギー先輩は私の手を離すと腕を掴んで優しく抱きしめてくれた
「千鶴にはかなわないっスね。。俺、千鶴のこと幸せにする」
「せ、先輩初めて名前呼んでくれた...?」
「そ、そーかもって顔赤すぎ」
「だって、、不意打ちだった。」
私の赤い頬を撫でてくれる先輩の手が心地よくてほっとした