第7章 彼氏だからね【不二周助】
「キスしていいかい」
「」
返事をする前に不二先輩の唇が私の唇に重なりいつもより少し長いキスをする
「照れてるのかい?」
「はい」
「ふふ、千鶴は可愛いね」
先輩の細くて綺麗な指が首筋をなぞり、私の熱が増していく
「せんぱい、?」
じっと首筋を見つめたあと先輩の顔が近づいてきたのでキスだと思い目を閉じるが私の予想は外れ、先輩は私の首筋にキスを落とした
「ひゃっ、、んっ」
先輩は唇で挟んだりなぞったりを繰り返してこそばゆい感覚に襲われる
「先輩、擽ったいですよ」
一瞬ピリッとした痛みを感じたと思ったら先輩は私から離れた
「今日は僕の元を離れちゃダメだよ。さぁデートしようか」
いつも優しい先輩とは違う男らしい先輩に顔が熱くなる。そんな私の手を引いて路地裏から出ると予定していたカフェに行った
カフェの後水族館に行き夕方の帰り道を2人で歩く
「先輩は狡いですね」
「…?何がだい」
先輩は不思議そうに首を傾げる
「男の人達からも守ってくれて、かっこいい顔見せるし、カフェの時だって私が人の後ろにならないように壁側にさらっと座らせてくれるし、水族館も私がよく見えるように水槽側歩かせてくれたり、今だって車道側歩いてくれて、ずっとドキドキしっぱなしで、、好きだなって思ってばっかりです。。
私はそれに甘えるしか出来なくて…」
優しくしてくれる先輩がカッコよくて好きで、でもそれに甘えるしか出来ない自分に嫌気がさしてせっかく楽しいデートなのに最後の最後でこんなこと言ってしまう
「千鶴、今日は髪巻いてお化粧もして服もよく似合ってて可愛くて見つけた時からドキドキしっぱなしだったよ。僕は平静を装うのが大変だった
細かいことに気がつけるところとか、所作が綺麗なところとか、楽しそうにしてる顔とか千鶴の好きな所が沢山見れて嬉しかったよ」
おあいこだね とはにかんで笑う先輩が愛おしくて自然と笑顔になった