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夢現つ~君に恋する~

第6章 それはきっと恋だね【嘴平伊之助】


──翌日

私は炭治郎に“用事がある”と放課後の図書室で待たされていた

(どうやって謝ろう)

よく分からなかった感情に“好き”という名前がついて私の心は随分楽になった
その反面、余計に顔を合わせずらくなり結局伊之助とは口をきけてない

(完全に八つ当たりだったよなぁ、伊之助も怒っただろうな)

部活動に励んでいる生徒の声だけが静かな図書室に響く

「炭治郎、まだかな」

ポロリと一言漏らした時図書室の戸を開ける音がした

「あ、遅い...伊之助?」

現れたのは炭治郎ではなく絶交中の伊之助だった

「......」

伊之助はしっかりと戸を閉めて俺が座ってる窓側の席まで歩いてくる

「「あ、」」

声が被る、気まずい雰囲気が図書室中に充満する
覚悟を決め椅子から立ち上がり伊之助と向き合う

「い、伊之助、ごめん。なさい。怒っちゃって伊之助悪くないのに八つ当たりだった」

緊張と不安で文法もなんもあったもんじゃない。国語は得意なはずなんだけどな

「..伊之助がしのぶ先輩に頭撫でられて喜んでるの見て、、嫉妬したの。私の事は避けるのになんで?って」

「お前もしっとしたのか?」

「...も?」

「権八郎と紋逸が昨日教えてくれた。派手神にしっとしてたんだって、それはお前が好きだからだって」

ズイっと伊之助は私の腕を掴んで顔を覗き込む
私は背中を若干反る

「しっとしたってことはお前も俺の事好きなのか?」

「そ、ソウデスネ」
(近い近い近い、キスしそう)

「い、いの......?!」

反っていた背中に手を回され、目の前には伊之助の端正な顔と唇に柔らかい感触

「...分かった」

「な、なにが?てかなんで...??」

「今日、派手神にどうしたら好きかわかるか聞きに行った。色々教えてもらってなんとなく分かって、最後に“キスしてもう1回してぇと思ったらそれは好きってことだ”って言われた」

(あんの教師、変な教え方してんだよ)
「そうなんだ。それで...どうだったの?」

「もう1回していいか?」

「...うん」

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