第6章 それはきっと恋だね【嘴平伊之助】
「なんだ〜?杉谷悩み事か?」
「宇髄先生、まぁそんなとこです」
「お前はだいぶ絵に出るからなー黒にグレーに沈んでるねぇ」
私の後ろから宇髄先生は絵を覗き込む
「うるさいですよ...」
「へーへー、てかお前顔に絵の具ついてんぞ」
「え!何処ですか?」
「ん〜、ここ」
千鶴が何であんなに怒ってたのかは分からないけど話そうにも千鶴の姿は見えない。取り敢えず教務室に向かった
(なんであんなに怒るんだ?最近分かんねぇことばっかでイライラするぜ)
「あぁ?紋逸に紋治郎じゃねーか」
「伊之助も呼ばれたのか」
「おう」
周りを見渡しても富岡はおらずそれなりにデカいダンボールが3つ置いてあるだけだった
「富岡先生ならもういないよ、これ美術室に運んで欲しいんだって」
炭治郎と善逸は1つずつ箱を持って歩き始めているので俺も1箱持って2人の後をおった
「俺が1番に運ぶぜ〜!!」
「伊之助、走ると危ないぞ!」
炭治郎の注意も聞かずタッタッタッと階段を昇って美術室前に到着する
「おい...!」
美術室の扉を足で開けドサッと手から箱が落ちる音が遠くに聞こえる
「ちょ、伊之助?何突っ立ってっておい!」
「テメェ!何してやがる!」
伊之助は宇髄先生の胸倉を掴む
「えぇぇぇえ??!なにしてんの!伊之助!」
善逸は伊之助を抑え炭治郎も状況をつかんだのか善逸と協力して伊之助を宇髄先生からひっぺがした
「何してるんだ!」
「こいつ、千鶴とキスしてやがった!」
「「は?」」
私と宇髄先生の声が重なる
「いやいや、ちげーよ?こいつの顔に絵の具がついてて「どこ?」って聞かれたから答えてやってただけだ」
炭治郎と善逸が私を見るので頷く
「だ、そーだ伊之助勘違いで先走ったんだ宇髄先生に謝れ」
「...悪かった」
「いーってことよ、ところでなんか用か?」
「富岡先生に頼まれて荷物です」
「あぁ、あれか。ありがとさん帰っていーぞ」
ダンボールを中に運び俺たちは帰ることにした
「じゃあ失礼します」