第6章 それはきっと恋だね【嘴平伊之助】
放課後、用があって教務室に寄ると富岡先生に炭治郎、善逸、伊之助を呼んできて欲しいと頼まれ教室に行くと炭治郎と善逸をみつけたので要件を伝えるが、伊之助の姿は見当たらなかったので探しに校舎を歩き回ることにした
「伊之助〜!ってしのぶ先輩?」
伊之助をやっと見つけ駆け寄るが、柱で隠れていた先輩を見つけ走るのをやめ、喋っている2人に歩いて近寄る
声は聞こえないが笑っている先輩に軽く頭を撫でられ喜ぶ伊之助に驚いていると、先輩が私に気づき名前を呼ばれた
「おや?千鶴さんそこで何してるんですか?」
「あ、伊之助に用があったんですけど、喋ってるみたいなんで待とうかなって」
ヘラっと笑って動揺を隠す
「そうでしたか、私の用は終わったみたいなのでもう行きますね」
先輩は「また」と言って自分の教室に行ってしまった
「俺に用ってなんだよ」
「あー、富岡先生が伊之助のこと探してたよ。教務室にいると思う」
「ん、分かった」
「...あのさ」
横を通り過ぎる伊之助の腕を掴むと伊之助は後ろに引っ張られるように止まった
(そんなに強く掴んでないと思ったんだけど...まぁいいや)
「..しのぶ先輩と何話してたの?」
「?お前に関係ねぇだろ?」
「...あぁ、うん!そーだよね、、」
予想外の答えとその答えにダメージをうけてる自分の訳が分からず伊之助の顔が見れなくて腕を掴んだまま俯いてしまう
(今度はムズムズしてきた。。なんなんだ)
「用がねぇなら離せよ」
「! 何その言い方、、しのぶ先輩には触らす癖に私には触られたくないんだ。。そーだよね、喋るのでさえ嫌そうだし、、もういい。伊之助とは喋んないから。」
「はあ?おい!」
自分がなんであんなことを言ったのか分からない。
無性にイライラして、モヤモヤして、、しのぶ先輩には笑うのに私には笑ってくれないって、それが嫌で苦しくて。
「......心ん中グチャグチャだ。。はぁ」
(美術室空いてるかな)
気持ちが纏まらない時絵を描くと気持ちが整理されて落ち着くことが多かったので、今回も美術室に向かう