第6章 それはきっと恋だね【嘴平伊之助】
「伊之助〜!おはよ」
校門前で見慣れた背中を追いかけ声をかける
「...はよ」
「元気なくね?どしたの」
「別に、なんでもねーよ」
「あ、伊之助...」
顔を覗き込むために肩に置いた手は振り払われスタスタと歩いていってしまった
「おはよう〜!千鶴ちゃあん」
「おはよ〜善逸、炭治郎も」
「おはよう!...何かあった?」
「ん〜、最近伊之助に避けられてる気がするんだよね」
「そー?」
善逸と炭治郎には私の気持ちは筒抜けなのを思い出して2人の顔を見れば心配そうにしていた
「うん、、気のせいならいいんだけどね〜行こうぜ」
(千鶴ちゃんから不安の音がする)
──昼休み
「なぁ伊之助、最近千鶴ちゃんのこと避けてるの?」
「!!! 関係ねぇ」
「千鶴、気にしてたぞ。何かあるなら相談に乗る」
「...なんかあいつと喋ってると心がザワザワするし触られると股間辺りがグッてなるから嫌だ。」
炭治郎が優しく問いかけると伊之助はもごもごして喋り始めた
(それは、、好きって事じゃないのか?)
炭治郎はおもっても口にしなかったが善逸はポロリと口にする
「それは好きって事でしょ?」
「すき?なんだそれ」
真顔で首を傾げる伊之助に善逸と目を合わせる
((これは思ってたよりやっかいだ))
「おい!なんなんだよそれ」
「うーん、上手く説明はできないんだけど、、、気づいたら相手の事を考えてたり、喋るだけで凄く嬉しかったり、他の人と喋ってると悶々としたりすることかな?」
「ふーん、わっかんねぇ」
最近、千鶴に話しかけられると心がザワザワするし、触られるとグッとなってソワソワする
初めての感覚が妙に嫌で千鶴を遠ざけたくなる。こいつらの言う好きとは結局何か分からなくて少しだけイライラした