第3章 橙色に染まる【ラビ】
私は適当に本を手に取りパラパラとページを捲り話を読み進めていたのだが、いつの間にか寝てしまったらしく何が髪に触れる感覚で目を覚ました
「起きた?」
「ラ..ビ。何でここに」
「んー、ちょっと捜し物。そしたら寝てたから見てた」
そう言ってニコッと笑った
「私もう行く」
「俺も行くさ」
ラビは私を追って図書室を出るとあーだこーだと話し始めたが、黒いモヤに覆われた心がそれを聞こうとはしなかった
「買い物行こうさ!」
(私以外にも一緒に行ってくれる人いるんじゃない?
てか、一緒に行ったところでいなくなるし。)
「行かない」
「忙しいさ?」
「別に」
「じゃあ、!」
「行かないってば!!ラビと行きたくない。どうせ他の女の人のところ行くくせに、私をなんだと思ってるの」
ラビの声をさえぎり、凍てつくような冷たい声で発せられた言葉はラビ刺さったようで目を丸くした
「私、神田に用あるから」
ラビを一人残し神田の部屋まで走った