第3章 橙色に染まる【ラビ】
「ストライクさ〜!」
そう言ってスタイルのいい女の人に声をかけに行ったのはブックマンの後継者であり、彼氏であるはずのラビ。
いつもの事だと思いため息を吐き出し先を急ぐ。暫くすると「置いていかないで欲しいさ!」と後ろから聞こえたので歩く速度を上げた
「なんで置いてくんさ」
「女の人と喋ってたじゃん」
「そーだけど、置いていくことないさ」
「邪魔しちゃ悪いと思って」
私の横を早足で歩くラビの目を睨みつけるとラビはやっちまったという顔をして黙ってついてきた
悪魔退治を済ませ黒の教団に着くなり私は訓練所に向かった
(告白してきたのはラビなのになんでこんな気持ちにならなきゃいけないわけ?って嫌いになれない私も私か)
自分に呆れつつもラビへのストレスを発散する
「発動 絶対零度!」
訓練所は一瞬にして面氷張りになった
(イライラしてると力の加減できないな。直さないと)
冷静に自分を分析していると訓練所の開く音がした
「やってますね〜」
「アレン」
帰ってくるなり訓練所に向かう私を心配して見に来てくれたらしく「ラビのせいですか」と聞いてきたので「そーだよ」と短く答えた
「浮気ですか?」
「浮気ってか、ストライクつって女の人と喋りに行くってゆーいつものやつ」
「じゃあ千鶴もそうしたらどうです?」
「そこら辺の男に喋りかけにいけってこと?冗談キツイよアレン」
「そうですか」
「話したらスッキリした。ありがとね、じゃあ私行くわ」
「それは良かったです。ではまた」
アレンが残る訓練所の扉を後ろ手で閉めてため息をこぼす
(ラビは嫌がらないだろうな。そもそも私の事好きかどうかも怪しくなってきたし)
私はふらりと図書室へ向かった