第17章 愛を誓って【レオナ】
ここに来て1週間になる
文献は半分を見終わり欲しい物は見つけられていない
「そうえば、ロイさんは旅人?なんスよね。ここに来る前はどこに居たんスか?」
「そうですね。薔薇の王国や輝石の国、熱砂の国も行きましたね
イベントに参加したりしてどこも素敵な国でした」
「へぇ〜!俺達も学生時代に色んなとこ行ったッスけど、文化が違うと面白いッスよね!写真とかは撮ってないんスか?」
「そうなんです!結構個性的な人とかも居て、、、
写真は撮ってないんですよね」
懐かしむような、今まで見せたことがない表情をする
「なんだ、残念」
「すみません。長居しすぎましたね。では、失礼します」
ガチャリと扉の閉まる音がする
「んじゃ、再開しますか」
「ラギー明日には研究所に戻れ」
「は!?あんたこの量1人で見るって言うんスか?!」
「他に調べて欲しいことがある」
「……はいはい。仰せのままに」
ラギーはわざとらしく紳士に頭を下げる
(何か引っかかる。これで何も出てこなけりゃただの勘違い)
何も出てこなければそれでいいと送り出したのに
(まさかこんななもんまででてくるとはな)
ラギーからの報告には嘘だらけの戸籍とクロウリーと繋がりあることと、とっておきのプレゼントが同封されていた
(仕掛けてみるか…)
「お疲れ様です。今日はローズヒップにしてみました。お口に合えばよろしいのですが、、」
いつもの時間通りにロイは俺の元におやつと紅茶を持ってやってきた
「ああ。今日はラギーもいないことだ。少し話し相手になってくれないか」
「…はい。私でよければ」
ロイの少し警戒した雰囲気を感じ取る
「ディア・クロウリーという男。知ってるか」
「…さぁどちら様でしょう」
「NRCの学園長でそこそこ有名だと思うんだが」
「私は魔法が使えませんから」
ロイはニコリと作り笑顔をみせる