第17章 愛を誓って【レオナ】
「ここのご飯美味しいッスね」
「ああ、悪くない」
ラギーはなんでも食うが、、本当に悪くない
肉も酒もアイツが作ったクッキーもいれた紅茶も悪くない
でもそんなことよりも今はアイツが気になって仕方ない
目の色が同じだけのアイツが
「学者さん、もう疲れた顔してるぜ大丈夫かあ?」
酔っ払いが隣に勝手に座り馴れ馴れしく肩を組んでくる
「アイツはここに来て何年になる」
目線でアイツがロイのことだと分かったのか首を傾げながらも口を開く
「お〜?4,5年になるかなぁ。フラ〜とこの島に来て学者さん達みてぇに家を貸して、色んなこと手伝ってもらってたんだ。そしたら村長が島に住まねぇかってなロイも二つ返事でここに残ってくれたんだ」
ドンと音がすると今度は前の席に2人目の酔っ払いが座り込む
「なんだ?学者さんロイのこと気にいっちまったのかい?
ダメダメ、あの子にずーっと“忘れられない人”がいるって、それをやっと...ほら今ロイと喋ってるルイスと前進しようとしてる最中なんだよ」
指さす方を見ると痩せ型の金髪の男と楽しそうに笑っているアイツが目に入る
「興味ねぇよ」
容器に入ったワインをグッと一息で飲み込んだ
「まあ、なんせここは訳ありが集まる島だ。誰も深入りはせんよ
さて!呑もうぜ!学者さん!」
次の日ラギーに揺さぶり起こされ図書館に向かった
昼になるとロイがやって来て昼食に肉料理屋に連れていかれその数時間後にはまた手作りのお菓子と紅茶を持ってきた
「本当にこの量をお調べになるんですね」
「いつもの事ッス。いや、まあ流石にここまでのは中々無いっすけど...それにしてもこの紅茶美味しいっスね!どこかのブランドッスか?」
「いえ、何処にでもある普通の茶葉です
昔、美味しい紅茶の入れ方を教えてくれる人が居たんです。
お菓子もその人から作り方を教わって沢山作れるようになりました」
「へぇ〜仲良かったんスねその人と」
「ええ。まあ。」
にこやかに。でも何かを隠してる。そんな笑顔でロイは去っていった