第17章 愛を誓って【レオナ】
(懐かしい夢...昨日あんな事があったからだな......)
「ロイさん、ちょっといい?」
「なんでしょう?」
「実は来週から古代呪文の文献を探しに研究者さんがこの村に来るんだが、案内人として付き添って欲しいんだ」
「研究者さん...ですか」
「ああ。研究者ってだけで大層な仕事だが......ここだけの話」
私の上司に当たる人は口元に手を当て小声で耳打ちする
「夕焼けの草原の第2王子様だそうで、、ほら俺達の村にはマトモに学校行ってるやつ少ないからさ是非ロイさんにお願いしたいなって」
「ッッッ......その人の名前って、、、」
「レオナ・キングスカラーだったかな」
「......そうですか」
「ダメ、、かな?」
「ああ、いえ!引き受けますよ。そうしたら泊まるところとかは、、」
「有難うロイさん!助かるよ!1番広い部屋取って欲しいって連絡があったからニコジィの家を案内してあげて。ロイさんの家からも近いしね」
「分かりました!準備しておきます」
上司に頭を下げ、持ち場に戻って仕事を終わらせそのまま電源が切れたように眠った
(そういえば、学園長から用紙もらったあとはすぐ書いて提出しに行ったっけ)
オンボロ寮では書けないので誰もいない教室でこっそりと書き始める
(名前、、か...クロウリー、クルーウェル、、クロはないかクローウェル......んーもう一声......クロウェル...ロイウェル)
「ロイウェル我ながらいい感じ」
用紙の空いてるところにお世話になった2人の名前を組み合わせて新たに名前を作っていく
(レオって獅子座だよな。。僕は牡羊座だからアリエスとか......いや確かギリシャ語でクリオスだったな。)
「ロイウェル・クリオス んしっくり来る」
名前の欄にRoyver Kriosと書き記した
「これからよろしくロイウェル・クリオス」
他の記入も終えて早速クルーウェル先生の元に持って行った
「...本当にいいのか仔犬」
「はい。他言無用でお願いしますね先生」
(笑顔で去っていきやがって...浮かない顔よりはいいが。)