• テキストサイズ

【リヴァイ】Calmi Cuori Appassionati

第5章 Eye of the Silver Wolf




「リヴァイ兵長は・・・とても優しい人ですね」


リヴァイは少し驚いたようにサクラの顔を見た。


「そして・・・気が遠くなるほど、強い人・・・・・・」


あなたの視線は冷たいのに、瞳は優しい。
あなたの話し方は粗暴なのに、言葉は優しい。


「なぜか・・・私には、あなたが孤独なように思えるんです」


やはり、似ている。

厳しい冬山で仲間とは距離を置き、たった一匹で生きていた狼・・・

人間の命は助けても、人間に心を許すことを拒んだ。
あの気高い姿と被って見えるのです。


「今・・・兵長の心は、なにを感じているのでしょうか・・・?」


悲しみですか?
怒りですか?

それとも・・・痛みですか?


「私に触れることはできるのでしょうか?」


あなたは一人で戦う力を持っている。
その強さは、どんな苦しみにも耐えてしまう。

でも、ほんの少しでもあなたの中に“弱さ”があるならば・・・
誰にも触れてもらえず、孤独に震えているのではないか。
/ 781ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp