【リヴァイ】Calmi Cuori Appassionati
第20章 Until We Meet Again... ※
「兵長は疲れてませんか?」
自身も性器を拭いてからベッドに戻ってきたリヴァイに抱き寄せられ、頭を胸板に乗せた。
静かな心臓の鼓動が伝わってくる。
「俺は疲れてなどいない。むしろ、まだ足りねぇくらいだ」
少なくとも二回は射精したはず。
しかし、まだジワリと濡れているリヴァイの先端に触れると、ピクンと反応を見せる。
「・・・お前こそ大丈夫か? 加減ができなかったが」
「兵長の求めに応えられないほど、私の身体はヤワではありませんよ」
「・・・・・・だといいがな」
サクラの背中を撫でていたリヴァイの手がわずかに強張った。
やはり倒れた事を気にしているのだろうか。
自分は大丈夫だと安心させたくて、唇にキスをする。
「倒れてからの数日間、とても濃い日々でした」
「濃い?」
「はい。倒れたその日は・・・リヴァイ兵長に初めて触れた日を思い出しました」
医務室のベッドで眠る私のそばにずっと付いていてくれた貴方。
同期に強姦されても“穢れていない”と言って、私に優しく触れてくれた。
あの時、私はこの人になら全てを捧げたいと思った。
「そして、初めて貴方と喧嘩した」
心配して壁外調査に行くなと言った貴方に反抗した。
「そのあと、ハンジ分隊長と初めて腹を割って話をすることができた」
「ああ・・・あの野郎が乱入してきたからな」
「でも、分隊長のおかげで、貴方に私の存在を知ってもらうことができたんですよね」
数多くいる新兵の一人に過ぎなかった自分。
でも、シェリーに乗っていたから、貴方は私に一目置くようになった。
その馬をくれたのは、ハンジ分隊長だった。
貴方と私を引き合わせるために・・・