• テキストサイズ

α派について

第1章 KAITOがお家にやってきた


KAITOを買ってみて、私は凄くショックを受けている。
こんなことなら買わなきゃよかったなんて思う。KAITOは部屋に入ると色んな事に関して文句をたらたら言っていた。部屋が汚いだの色が気に入らないだの狭くて辛いだの・・・散々だった。


 まるで姑が家にやってきたかのようで、凄く嫌だった。
しかも私の事「マスター」って呼んでくれるって思ってたのに「ブス」と呼ぶ有様。
どうにかして彼の機嫌を直したかった。機嫌を直せばもしかしたら優しい性格になるのかもしれない。


私はそう思い、何か方法はないかとパソコンで調べる。調べれば調べるほど、私の家に来たKAITOと全く違う性格たちで涙が出そうだった。ふと、注目するところを間違えていた。
KAITOのイラストには必ずと言っていい確率でアイスが出ているのだ。


そうだ。KAITOはアイスに目がない!!すぐにもあの緩い顔になってくれるだろう。
私はそう思い次の日の会社帰りにアイスを買って家に帰った。
/ 18ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp