Eve innocence 【D.gray-man】
第6章 足でまとい·····
みんなが一通り自己紹介を終えて
休憩時間になった。
「ねぇ。イブさんって」
恐らく、女性陣のリーダー的存在であろう
リンダが私に話しかけてきた。
「はい…なんでしょう?」
恐る恐る話しかける私。
「アナタって本当はエクソシストなんでしょう?
話に聞くと役立たずで使い物にならないし、
捨て子で身寄りもないから科学班も無理で、
ファインダーになったんでしょー??可哀想よねー。」
(え…なんで、そんな事知ってるの?)
「えーマジ?そんな子同じ班とかいらなーーい!」
と同じ班のミカが告げてくる。
「そうよねー。ま、今後ついていけるか楽しみだわ、
何も苦労しないで入ったくせに!」
「そんな!私はちゃんと訓練して入ったわ!」
こんな私でも元帥やユウとマリに稽古を付けて貰ってる。
上手く行っているとは言い難いけど…
「はいはい。冗談はよしてよね笑」
そんな事を言いながらクラスの全員が私の事を横目で睨んでいた。
(ギリ…)
ここの人たちもエクソシスト以外は
コジモ達と同じね…
ここには私の味方は誰もいない。
心だけでもしっかりしなくちゃ…
そう、心に決めて立ち上がって席に着くと
次の、授業が始まった。