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Eve innocence 【D.gray-man】

第6章 足でまとい·····


教団に入って約1週間
イブの傷は少しずつ癒えてきた…

そんな折り、ティエドール元帥から
ファインダーという、エクソシストの護衛を行う職に着くことに告げられた。

ファインダーになるためにはまず
最低限の教養と体力を付けなければならないとの事で1年は教団にあるファインダー養成所に通わなければならない。

イノセンスが発動してない今
私の両足は重く中々上手く動いてくれない…
1年間耐え抜くことが出来るか…


「やるしかないか…」

覚悟を決めた私は、
養成所の扉を開けたのだった。


(キィー)

扉を開けるとそこには
ファインダーを目指す人達が沢山集合していた。

私はあまり目立たないよう端を歩くようにして教室の隅に座った。

男女比は7:3くらいと言ったところか
みんなバリバリ仕事が出来そうな
雰囲気が漂っていた。

(みんな強そうな人がいっぱいいる…)

周りを少しずつ見渡していると
教官と思われる女性が入ってきた。


「皆さんおはよう。今日から皆さんのクラスの担当をします、シェリーよ。みんな分かってると思うけど、ファインダーはいつどこで命を落とすか分からないわ。しかし、みなさの命はエクソシストの為にあると言うこと。すなわち、エクソシストの為にその命を使いなさい!以上。」

(うわー。いきなりやばいよ。エクソシストでもある私にとって凄く難しい言葉だ。つまり、自分の為に死ねってことね。)

そんな事を考えている間に話を進めていくシェリー教官。

「さて、皆さんには3人1組のチームを作ってもらいます。そのチームで今後行動を共にしますので仲良くしてくださいね。」

(3人1組か…誰と組もうかなというか、私と組んでくれる人なんているのだろうか…)

辺りを見渡して見るとみんな直ぐに決めてしまい、私は残りの人達で組むことになった。

「私はミカ、よろしく。足でまといになるなら置いて行くから。」

「ダニエルだ。よろしく。」

そう2人は素っ気なく挨拶してきた。

「私はイブ。よろしくお願いします。」

(ちょっと怖いな…慎重に行かなくちゃ。)
少しだけ嫌な予感がした私は
2人を少しだけ様子観察してみようと考えた。
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