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aglaia
第10章 別れ
冬華は1週間、1ヶ月ほどで彼が帰ってくることを願った。
だが彼は帰ってこなかった。
「夏……寂しいよ。」
冬華は夏に何度もメールをした。だか返信は来ない。電話もかけた。だが何度かけても繋がらなかった。
「どうして?私のことが嫌いだったの?」
そう言うと冬華はスーッと涙をこぼした
「私のこと嫌いでもいい、それでも会いたいよ。」
思い出が蘇る。涙が止まらない。夏がいなくなり冬華は
彼に対する気持ちの正体に気づいた。
「私……夏のことを好きだったんだ。」
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