第9章 original birthday
____そして食事を終え
「ごちそうさまでした!」
「……ごちそうさまでした」
皿の中は全でなくなっていた。完食してくれたことに冬華は満足した。
「今ここ片付けてケーキ用意するから座って待ってて!」
そう言って皿を片付けた、片付け終えると冷蔵庫からショートケーキを取り出し1人分を2つ切って持ってきた。
「そしたら食べよっか!いただきます。」
「いただきます。」
そうしてケーキも食べ進める。
「そういえば夏って、好きな食べ物とかあるの?」
「特にない。」
「ふーん。想像通りだわ。」
「おい、どういう意味だそれは」
「そのままの意味よ。」
そしてケーキが食べ終わる
「ごちそうさまでした。美味しかったぁ〜」
「ごちそうさまでした。」
「ケーキの皿は後で片付けるからそのままでいいよ!どうだった?初めての誕生日会!」
冬華は気になったためきいた。
「……あぁ、悪くないな。こーゆうのも」
「またそれ………!?」
冬華は驚いて途中で話すのをやめた。夏が少し笑っていたからだ。普段笑った顔を見せないため驚いたがその様子を見て喜んでくれたのだろうと思い冬華は心が満たされた。そして何かを思い出したように
「あ!大事なもの忘れてた!待ってて!」
そう言ってカーテンの裏から何かを取り出す
「……?」
「夏、はい!これあげる」
冬華は赤のラッピング袋に緑のリボンが飾られた箱を差し出した。
「……これは?」
「誕生日プレゼント!中開けてみて!」
そう冬華は開けるよう促す。
言われた通り夏は箱を開けると