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aglaia
第8章 夏風邪
「……んん、ここはいったい。」
冬華は目を覚ますとベッドにいた。
額には濡れたタオルがありひんやり冷たくて気持ちいい。
先程の事を思い返すと自分はリビングで倒れてたはずだ。
「いったい誰が……」
そう呟くと___
ガチャ。
部屋のドアがあいた。夏が入ってきたのだ。
冬華は少し驚きながらも問いかけた。
「……夏がここまで運んでくれたの?それにタオルまで。」
「あぁ、あそこでずっと倒れられても迷惑だからな。」
夏はそう冷たく答えたが彼の優しさを感じた冬華は心が温まった。
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