第7章 デート?
先程自分たちがいた乗り物や建物などがイルミネーションで綺麗にライトアップされていた。
「……綺麗だね」
「あぁ」
「ねぇ、また2人で行こうよ!」
そう冬華が提案すると
「……フッ、そうだな」
そう言って夏は微笑んだ。
……ドキッ
(わ、笑った顔初めて見た…)
不覚にもときめいた冬華は訳がわからなくなり気を紛らわせようと急に立ち上がった
「そ、そういえば夏って!」
その瞬間
…ガタン
急に観覧車が揺れ始め
「うわっ!」
冬華はバランスを崩した
「っおい、あぶな……!」
そう言って後ろに倒れそうになる冬華の腕を引いたが……
……ドタァン
逆に倒れてしまい夏も巻き込まれた。